坊っちゃん 感想
最後まで読んだことがなかったので、再読。
アマゾンの説明より
松山中学在任当時の体験を背景とした初期の代表作。物理学校を卒業後ただちに四国の中学に数学教師として赴任した直情径行の青年“坊っちゃん"が、周囲の愚劣、無気力などに反撥し、職をなげうって東京に帰る。主人公の反俗精神に貫かれた奔放な行動は、滑稽と人情の巧みな交錯となって、漱石の作品中最も広く愛読されている。
近代小説に勧善懲悪の主題を復活させた快作である。
感想
坊っちゃんの言動に、気持ちいいくらいすかっとする。
江戸っ子からくる言動が、たまらなく好き。
考える
田舎の狭い世界の人間関係
頭が良くてのらりくらりとかわす赤シャツ
赤シャツによいしょする野田
大事にならないようにする校長
気弱なうらなり君
頭が良くて筋も通っている山嵐
坊っちゃんを馬鹿にする生徒たち
環境も登場人物も個性があって、面白い。
現代社会にも通ずる話。
昔から人間はなにも変わっていないんだな、と思った。
それに坊っちゃんの一本気な性格が大好き。
こういう人間に憧れるけど、私には無理だ。
私はどちらかというと、長いものには巻かれろ人間なので。
坊っちゃんのようになるのは、無理だけど、少し、ほんの少しでいいから、間違ってることには、間違ってると言える人間になりたい。
そう思った。